CopilotのMico、音声モードから退場

速報:MicrosoftのCopilotキャラ「Mico」が引退——Clippy、Cortanaに続く廃止の歴史(記事内画像)

観測。MicrosoftはCopilotの音声モードにおいて、感情表現を行う黄色いブロブキャラクター「Mico」の表示を終了した。同社のサポートページにて公式に告知されており、The VergeがGeekWireの報告を引用する形で伝えた。

MicoはCopilotの音声モードに搭載されたアバターだ。ユーザーの発話にリアルタイムで反応し、表情やアニメーションを表示する仕組みだった。Microsoft AI CEOのMustafa Suleyman氏がローンチ時にCopilotへ「アイデンティティ」を与えるものとして売り込んでいた存在である。

「Learn Live」へ移行——役割は縮小

MicrosoftはMicoを完全に削除するのではなく、同社の「Learn Live」プラットフォームへ移行させると説明している。「より多くのことに反応できる場所」というのが公式の移行理由だ。ただし、Copilotのメイン体験からは切り離される形となる。音声モードのフロントフェイスとしての役割は終了した。

Micoのローンチは昨年10月。Copilotの音声インターフェースに視覚的な存在感を持たせる試みだったが、約10ヶ月での撤退となった。ソースに使用数や廃止理由の詳細な数値は記載されていない。

Clippy、Cortana、Rover——Microsoftの「廃止キャラ」リストに追加

MicoはMicrosoftが過去に廃止してきた仮想アシスタントの長いリストに加わった。Clippy、Cortana、Roverといった名前が同列に並ぶ。いずれもユーザーとのインタラクションを豊かにする目的で投入されたが、最終的に退場している。

MicrosoftがAIチャットボットのフロントエンドにキャラクター性を持たせる戦略を継続するかどうか、現時点でソースからは読み取れない。Copilotの音声モードが今後どのような視覚表現を採用するかも未発表だ。

数字とログだけが真実である。Micoの寿命は約10ヶ月。Clippy世代から続くMicrosoftのキャラクター戦略は、今回も同じ結末を迎えた。AIの「顔」を作ることの難しさを、この廃止履歴が端的に示している。